滝桜咲かせるお花見会

4月1日、天候が危ぶまれる中、中井町松本で、まつもと滝桜お花見会が開催されました。

恒例となったニュージャズオーケストラMOLEのダイナミックな演奏が松本地区に響くと、人々が訪れはじめました。午後の20人編成(今回は17人ということですが)のビックバンドをバックに唄える演歌タイムも、楽しみにしている常連さんがいるようです。「酒よ」(吉幾三)が何回か聞こえてきました。

楓窯 陶器市の出店に加え、今回は、町内のいさみや、金子製麺による模擬店も展開。バリエーション豊かなメニューを味わうことが出来ました。

地元青年デュオ陽炎の歌声はいつにもまして力強く、歌い込まれた感があります。

閉会のおり、まつもと滝桜の会の山口幹雄さんは「みなさん、今年もいろいろなところに行くと思います。その時は、必ず、来年のお花見会が晴れるようにお祈りして」とあいさつ。またライトアップは8日まで行われます。さらに反省会で、来年のお花見会開催が4月1日(日)と決定。ニュージャズオーケストラMOLEも参加してくれることになりました。

まつもと滝桜は福島県三春町の三春の滝桜由来で実生苗木から育っているので、1本1本個性があり、一斉に開花することは、そもそもありません。今回、10本ある滝桜のうち、咲いたのは残念ながら1本でしたが、それはすでに満開。この滝桜は、毎年一番早く開花するそうです。それにしても寒さが続くおり、「よく咲いてくれた」と思いました。

そうしているうちに、他の滝桜にも1輪咲きました。今回のお花見会が他の滝桜を咲かせるきっかけになるでしょう。

「花が人を呼ぶ」がまつもと滝桜のめざす姿だそうです。それに向け、取り組み方にも変化があるようです。名所はこうやって作られていくのかも知れません。